<この記事のまとめ>
・2018年ごろからの万博ウォッチャーとして、「なぜ大阪に万博が必要か」をまとめます。
・そして、大阪万博は、必ず成功します!
・大阪万博は、都市開発という観点ではすでに成功を収めている。
・とはいえ、チケット予約の難しさなど、万博協会にも改善点がある。
なぜ大阪夢洲で万博が開催されるのか、その経緯もまとめていますので、万博ファンも、アンチも、是非見てください!
【EXPO2025】大阪・関西万博は、必ず大成功します! 大阪府民より
大阪府民として、万博叩きの現状を悲しく思う
大阪の街の発展を願いながら、街の変化を記録しています。
そして、当ブログのなまえは「北摂2025」。そう、すべては2025年へ向けての大阪の発展のために、やってきたともいえます。
その集大成が、大阪・関西万博(EXPO2025)です。
しかし、テレビを見れば、ネガティブ・キャンペーンばかり・・・
まるで万博をたたけば正義であるかのような世の動向に、心を痛めています。
「チケットもほとんど売れていない、トイレがしょぼい、岸壁が崩れている、パビリオンが間に合わない・・・
こんな状態で、大阪万博が成功するわけない!」
そんな報道を多数見ますが、現地の雰囲気を見ている立場として、断言します。
大阪・関西万博は、大成功します!!
まずそのまえに、なぜ夢洲という場所で大阪万博が開催されることになったか、その経緯をみていきましょう。
万博ファンも、アンチも、是非見てください!
夢洲の大阪万博開催の経緯まとめ
本ブログは、2018年ごろから夢洲万博の動向に注意を払っており、これまでの経過に(一市民として)精通しています。
ここ半年ほど、にわかに東京のマスコミでも取り上げられることが増え、その多くは批判的な報道となっている2025大阪万博ですが、これまでの経緯を簡単にまとめておきましょう。
①はじめに、なにもない島だけがあった
夢洲とは、大阪市此花区に所属する人工島です。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンがある場所から二つ先にある人工島(舞洲→夢洲)と思っていただければ、理解しやすいと思います。
もともと何もない島なので、交通の便は悪く、現時点では、アクセスの道路が二か所あるだけです。
②2008年大阪オリンピックを目指したが失敗
この、「なにもない島どうする?」問題が、大阪ではずっとあったわけです。
そこで持ち上がったのが、2008年大阪オリンピック招致・・・ここでオリンピックを開催しよう!という動きです。
ですが、歴史が証明しているように2008年のオリンピックは北京で開催され、大阪の試みは失敗に終わりました。
当時は、「ふしあわせ」と呼ばれ、大阪府と大阪市が張り合い、時に足を引っ張りあうような状態でした。大阪オリンピックの招致も、「大阪市のほぼ独断」のような形で行われ、当然ながら挙国一致で来る他国には勝てなかったわけです。
その後、「なにもない島どうする?」問題は、そのまま存続することとなります。
③大阪府と大阪市が力を合わせるようになる
その後、橋下大阪知事と大阪維新の会の登場により、流れが変わります。大阪府と大阪市が協力して都市開発を行うことができるようになりました。この大阪府と大阪市の協力関係をシステム化しようとする試みが「大阪都構想」です。けっきょく、「大阪都構想」は否決に終わったのですが、維新系の政治家が市政・府政を牛耳る体制が続いています。
④そうだ、万博とIRを誘致しよう!
夢洲という広大でありながらムダな土地・・・大阪市に代々、負の遺産として取り残されてきたものですが、これを有効利用して大阪の成長エンジンにしよう!という試みが、橋下府政・市政下に始まります。そこで出てきたのが、「大阪万博とIRを誘致する」というものでした。
おりしも、2020年東京五輪が決まったころ、かつて1964年東京五輪→1970年大阪万博の流れがあって日本が高度成長したように、「あの頃の輝きをもう一度」ということで、「2020年東京五輪→2025年大阪万博」というムーブメントができます。橋下市長、松井知事と、当時の安倍首相・菅官房長官の関係性が良かったこともあり、挙国一致体制ができあがりました。
2008年の大阪オリンピックのときの、大阪市が単独で細々と誘致していた状況とはうってかわり、2025年大阪万博、その後のIR開業は大阪のみならず日本の成長戦略の一環とも位置付けられることになります。
大阪の没落を嘆き、その発展を願っていたブログ主としては久しぶりに大阪に明るい話題が来た!とわくわくしたものです。
⑤万博決定!当時は好意的な報道が多かった
そして、2025年大阪万博開催が決定!今となっては懐かしいコロナ前の時代です。
当時の新聞記事の記録もありますが、好意的な報道が多かったと記憶しています。
2018年の新聞記事ですね。
本当に・・・暗黒時代と呼べるほどに落ち目の続いた大阪に訪れた、久しぶりの明るいニュースでした。
⑥そして「ニシ」の開発へ
吉村大阪府知事の誕生により、夢洲含む大阪ベイエリアの再開発プランがいろいろと出てきます。
2025年大阪万博、その後のIR開業を起爆剤として、大阪の「キタ」「ミナミ」に続く西の拠点「ニシ」を作ろうというものです。
その都市開発の一環として、2025年大阪万博があり、大阪メトロ中央線の延伸工事も行われています。
2025大阪万博は都市開発の一部である
以上、2025年大阪万博のこれまでの経緯を簡単にまとめました。
2025年大阪万博は、こういった大きなロードマップのなかの一つのパーツに過ぎませんので、これ単体を取り上げて赤字だ黒字だということには、あまり意味がないように思います。
加えて、現在の大阪の訪日外国人の多さを考慮すれば、「大阪万博」というコンテンツが一つ増えることは大きなメリットになるのではないでしょうか?USJやミナミに溢れる観光客が、万博に行きやすい流れが作れれば、大盛況になる可能性が高いのではと個人的には予想しています(おそらく、蓋を開けてみれば大黒字になる)。
むしろ、批判であったとしても、いま万博に注目があつまるのは、いいことかも知れません。
大阪・関西万博は必ず成功するし、ある意味ではすでに成功をおさめている!!
さて、こういう経緯で行われることとなった大阪・関西万博ですが、開幕前の雰囲気は「絶対、失敗する!」「万博なんて時代遅れ!」「金の無駄遣い!」とネガキャンばっかりであることを、ここに記しておこうと思います。
恐らく、万博開催の後半期間になると、マスコミは掌を返したように万博批判をやめ、蓋をあけてみれば大盛況で終わると予想します。2020年東京オリンピックもそうでしたね!
現在は情報がほぼ出ていないため、国民の関心も向いておらず、ネガティブな情報ばかりに振り回されている現状ですが、4月13日の開幕以降はYoutuberが連日パビリオンを紹介し、テレビマスコミが取材し、徐々に口コミで人気が拡大していくと思います。
そして何よりも、1970年と違い、現在の大阪はインバウンドの外国人であふれています。それらは全て、潜在的な万博への来場者となります。
・・・ということで、ここに改めて断言しておきます。2025年大阪・関西万博は、蓋を開けてみれば大成功になるでしょう!!
というか、すでにある面では成功をおさめていると言えます。高橋洋一氏が公共投資という観点から、万博の大阪への経済的効果は既に現われていると解説する動画がありますので、ここにシェアしておきます。
2025年4月13日の開幕日には、ブルーインパルスの飛行もありますので、万博に行かれない大阪府民も楽しみにしてくださいね!!
とはいえ、苦言も呈さなければならない・・・予約システムについて
ということで、当ブログ的には圧倒的万博支持派なのですが、それでも・・・いや、それだからこそ、苦言を呈さねばならないことがあります。
それは、「予約システムが使いにくすぎる」ということです。
万博楽しみにしている勢からも反感を買うほどの、「予約システムの使いにくさ」。
下記手順が必要なのです。
①万博IDを取る
②ワンタイムパスワードも必要。
この時点で、萎えます。お年寄りには無理でしょう。
まだまだ必要な手順が続きます。
③日にちを予約する(入場ゲートも選ばなければならない!!)。
④パビリオン/イベントを予約せねばならない。パビリオンの一覧が見にくい。
⑤抽選がある場合は、抽選結果も確認しないといけない。
⑥どのパビリオンを予約したが、まとめのページがどこにあるか分かりにくい・・・。
総じて、超使いにくい!!
これ・・・マジであかんよ?!
万博に期待していた我々からも、悲しくなるほどの予約の取りにくさ。これは、万博の評判をさらに落とすものですし、我々万博を楽しみにしている勢からも反感を買うのは、マーケティングとして得策ではありません。
これ、本当にやめて欲しい!!
日にちを予約するだけで良くないですか?
パビリオンは、並べばいいじゃないですか!!
人気パビリオンのみ、土日限定で予約制にするとかいうように、システムを簡便にするべきです!!
今からでも遅くない。
マジで、2018年から楽しみにしている者としても、強く申し入れたい。見てくれ、万博協会か吉村知事!!
そして万博に続くIR
そして、万博のあとにはIRが続きます。
なぜ大阪でIRをすることになったのか、下記Youtube動画で分かりやすくまとめられていますので、シェアしておきます。
IR楽しみ勢も、アンチも、是非見てください!!(笑)
まとめ
ということで、2018年ごろから大阪・関西万博を楽しみにしていたガチ勢として、今はネガティブな情報ばかり出回って叩かれているけど、いざ始まると必ず盛り上がり、結果的には大成功となります!!ということをまとめました。
とはいえ、チケットの取りにくさは、万博ガチ勢も怒ります。これは、猛省して、今からでもシンプル化するべきです。
そして、万博のあとにはIRと、大阪の「ニシ」の開発が続きます。
なお、最近更新頻度が低めですが、万博パビリオン/イベントの情報は随時更新していこうと思いますので、良かったら万博開催期間のあいだだけでもブックマークいただければ幸いです!!
ぜひ、こちらもごらんください!
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