昭和の香り漂う大型スーパー・イズミヤ上新庄店の閉店について

当ブログでは、大阪の発展を願いつつ、北摂地区の街のうつりかわりの記録も行っています。

本日は、超ローカルかつマニアックなネタですが、イズミヤ上新庄店の閉店について言及させていただきます。

ザ昭和スタイル・イズミヤ上新庄店が閉店！

イズミヤ上新庄店は、昭和の香りを色濃く残しながら、令和の時代まで生き残ってきた”昔のタイプの”大型スーパーです。

ひとむかし前は、こういう中規模ビルディングごとのスーパーがけっこうたくさんあったよな～ダイエーとか、イトーヨーカドーとか。

最近はイオンのような大規模ショッピングモールが全盛となり、こういう中規模スーパーは全く流行らなくなりました。

そしてまた一つ、令和の時代まで生き延びてきた昭和式スーパーが、2021年8月をもって閉店となります。

ああ～悲しい・・・昭和厨　笑

イズミヤ上新庄店に残る高度経済成長の記憶！

店内には、このような展示が行われていました。

1974年開店なんですね！大阪万博の4年後に開店。御年47歳。

しかしこれはめちゃくちゃいい写真だと思いました。アドバルーンの上がるイズミヤのビルディングの隣を走る新幹線(0系？)。

これこそ、イズミヤ上新庄店が高度経済成長の総決算の時代に生まれたことを象徴する写真ではないでしょうか。時代背景の良く分かるいい写真。

こんな展示もありました。

「大馬鹿値」ってなかなか見ない表現ですね　笑

しかしメッセージがすげー数だな・・・

これだけ愛されてきたということなのでしょう。なのに閉店・・・諸行無常の響きあり（TT）

店外の様子

では、名残りを惜しむ記録写真をいくつか掲載していきたいと思います。

いかにも昭和感漂う、入りにくい感じの駐車場入り口(笑)　でも、そこが良い！

地元の主婦方が自転車で来店されていることが多いようです。

なんの装飾もない殺風景な入り口も昭和風・・・昔は花屋とかあったような気が・・・

店内の様子

店内の様子です。

昭和49年生まれの老朽化したビルディングの中に「コロナ感染防止対策」と書いてあるのが良いですね。昭和と令和の交差するところ。

そして何気に、イズミヤは阪急グループになっていたのでした。

撤収準備がはじまっている。。

地下、食料品売り場への入り口。昔のスーパーは、こんな感じで地下に食料品売り場があるというパターンが多かったような気がします。

無駄に広い階段もなんとなく昭和風・・・

そして屋上は新幹線撮影の好スポット！

そして屋上は知る人ぞ知る新幹線の撮影ポイントです。

駐車場になっていますが、一台も止まっていない・・・イオンモールとか人と車が溢れているのに、そこはかとなく寂しい気持ちになります。

南側は阪急京都線が見える場所にあります。神戸屋パンの工場がその奥にあります。

「日に一度パンをかかさぬ母の愛」

以前はもっと昭和風の大きな看板だったような気がしますが・・・なんかほっこりするフレーズですな( ´艸｀)

そして、新幹線がすぐ真横を走る！

昭和49年オープン当時の写真が0系と思われる新幹線が映っていました。時代は変わり、閉店間際のお店の隣を走るのは700系です。

いずれこの写真も貴重なものとなるのかも知れません。

アクセス

イズミヤ上新庄店の場所です。間もなくすると、google地図には別のものが表記されていることでしょう。

昭和の香り残るイズミヤへ、昭和厨はいまのうちに是非お尋ねください！

イズミヤの歌：さあ、歩き出そう～♪

最後に、イズミヤといえば例の歌。

「さあ、歩き出そう～♪」

明日へ吹く風という歌。めちゃ古臭いのですが、何というか、日本が明るい希望に満ちていた時代を思い起こさせるような絶妙にいい歌です。

これ、公式ソングないのでしょうか？

youtubeにいくつか落ちていたので、ひとつリンクを貼っておきます。

イズミヤさん公式MV作って欲しいです。

こういう高度経済成長の雰囲気を残しておくのも、閉塞感漂う今の時代には大切なことのようにも思います。

いやマジで、こういう地味に良い歌が再注目されるようなところから、復活劇が始まるのではとも思います。

むしろ昭和レトロ風テーマパーク的な路線で、大型モールに対抗していくとかね。

どうでしょ、阪急阪神HDさん！？(笑)

阪急オアシス→高級路線

イズミヤ→昭和レトロテーマパーク風

いいと思うけどな～

まとめ

本日は、こんなのほかに誰が取り上げるんだ？というような超ニッチでローカルなネタ、イズミヤ上新庄店閉店について記録写真とともにまとめました。

また一つ、昭和時代のものが消えてゆきます。

貴重な記録となれば幸いです。

そしてイズミヤさん、「明日へ吹く風」の公式MV作ってください！