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中山寺:西国三十三所札所にて西国七福神でもある格式高いお寺

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本日は、兵庫県宝塚市にある中山(なかやま)寺をご紹介いたします。安産祈願のお寺として、北摂地域では有名なお寺です。

中山寺:西国三十三所24番札所

中山寺は、「総持寺」「勝尾寺」に並ぶ、北摂地区の西国三十三箇所札所としても有名です。安産祈願で有名なお寺でもあり、阪急宝塚線沿線の「西国七福神」の一角でもあります。

由緒も深く、聖徳太子が建立した日本最初の観音霊場とされています。

最寄りの駅は、阪急宝塚線の「中山観音」駅ですが、この駅、昔はただの「中山(なかやま)」でした。「中山」から「中山観音」への改称は、こういった歴史を反映したものとも思われます。

さっそく山門からみていきましょう。

 

境内の様子

立派な山門。

 

山門をくぐった先には、総持院、華蔵院、宝蔵院、成就院、観音院と左右に並んでいます。

 

鐘楼わきから五重塔を臨みます。

 

右の閻魔堂と、左の寿老神堂。

718年、大和国長谷寺の徳道上人が閻魔大王から「観音信仰を広めるように」と言われて御宝印を授かったという伝説があり、その御宝印をこのお寺にある古墳(白鳥塚古墳)内に石棺に納めたといういわれがあります。

その関連からか、右の閻魔堂には閻魔大王が祭られています。

 

寿老神は、西国七福神の一柱です。

 

白鳥塚古墳(中山寺古墳)

中山寺の境内に、白鳥塚古墳があります。お寺の境内に古墳があるというのは、なかなか珍しいパターンではないでしょうか?

6世紀末~7世紀初頭の建造と推定されています。

これが古墳への入り口。ちょうど閻魔堂の裏にあります。

 

この石棺が御宝印が納められているというところです。

 

本堂と五重塔

本堂。ご本尊は十一面観音です。

立派な伽藍です。安産祈祷などが行われています。

ちなみに、豊臣秀吉が中山寺に祈願して豊臣秀頼を授かったとされております。

さらに、明治天皇誕生のときの安産祈願が行われたことから日本唯一の明治天皇勅願所となっているという、格式高いお寺でございます。

 

平成29年に再建された五重塔。「青竜」をイメージした青色にデザインされています。こんな色の五重塔は全国的にも珍しいでしょう。

ここには、ネパールから仏舎利(お釈迦様のお骨)が請来され納められているそうです。

 

カラフルで目がチカチカする( ´艸`)

 

桜の時期の中山寺

続いて、桜の時期の中山寺の様子をお示しいたします。

 

 

 

境内には桜が咲き乱れ、春の風景も素敵です♪

中山寺へのアクセス

中山寺へのアクセスは、阪急電車の中山観音駅からが近くて便利です。大阪梅田駅から30分ほど。

公式ホームページはこちらです。

拝観料は無料、専用駐車場はありません。

まとめ

中山(なかやま)寺について簡単にまとめましたが、如何だったでしょうか。

聖徳太子が建立したとされ、豊臣秀吉も祈願し、明治天皇の日本唯一の勅願所でもある安産祈願の観音様のお寺です。

西国三十三所札所でもあり、阪急沿線の西国七福神の一柱でもあります。

北摂の神社仏閣の中では随一の格式高い寺社かも知れません。すごいですねぇ。。

参拝者は多いですが、京都の寺社ほどまでには観光地化していないのも魅力のひとつかも知れません。

ちなみに、おとなりの清荒神とは徒歩で往来可能な距離でもあります。大阪梅田から30分ほどのミニ旅行に、併せてご参拝はいかがでしょうか?

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