本日は、当ブログ好評記事「南海トラフ地震が起きたとき、大阪はどうなるのか?」「南海トラフ地震が起きたとき、名古屋はどうなるのか」に引き続き、富士山の噴火の情報をまとめたいと思います。
防災グッズまとめと併せてごらんください。
南海トラフ地震が起こると富士山は噴火するのか?東京は防災対策を!
南海トラフ地震の東京への影響は?
まず、南海トラフ地震自体の首都圏への影響を見てみましょう。南海トラフ巨大地震が来たとき、東京はどうなるのでしょうか?
気象庁HPの資料です。
東京周辺は震度5弱、津波の高さは1~5m程度と推定されています。
名古屋や大阪に比べると、南海トラフ地震のダメージは小さそうです。
南海トラフ地震の東京への被害想定は、東京都HPにまとめられていますのでご参照ください。
津波は、大田区、品川区、港区、中央区、江東区川沿いで2.4m程度と推定されているようです。
液状化が沿岸部~東部地区に広範囲に及びますが、震度・液状化ともに「首都直下型地震より影響は低い」と見積もられています。
・・・おお、凄い。南海トラフ地震より、首都直下型地震の方が危険なんだ。。。
南海トラフ地震が起こる、富士山は噴火するのか?
つづいてメインテーマ、南海トラフ地震が起こると、富士山は噴火するのでしょうか?
まず富士山、これは休火山ではなく、いつ噴火してもおかしくない「活火山」とされています。記録のある西暦781年以降、今まで17回の噴火を起こしています。
最後に噴火したのが1707年の宝永噴火。最後の噴火からすでに300年以上経過し、最近では富士山周辺の地震活動も増加し、いつ噴火してもおかしくはない状態と推定されています。つまり、富士山は噴火のスタンバイ状態。
そこに、南海トラフ巨大地震が起こると一体どうなるのでしょう?
南海トラフ地震と富士山の直接的な関連性はないでしょうが、スタンバイ状態にあるマグマ溜まりが大きく揺さぶられることになりますから、南海トラフ地震が起こった後の遠くない未来に、富士山の噴火が続発する可能性もけっこうあるように思います。
そのような説を唱え、書物も記されているのが京大の鎌田浩毅先生です。
南海トラフ巨大地震→富士山噴火の連動、これは危機管理としては十分に想定しておかなければならないストーリですね!
というか、南海トラフ地震で大ダメージを負うであろう大阪、名古屋に続いて、富士山噴火で東京も被災すれば、日本壊滅ですな・・・
(写真ACより引用)
富士山が噴火すると、東京はどうなるのか?
富士山が噴火すると、首都圏はいったいどうなるのでしょうか?
さすがに溶岩は流れてこないでしょうが、広範囲にわたる火山灰が積もることが予想されています。
首都圏で約2cmの火山灰の積灰が予想されています。(横浜付近で10cm)
2cmってたいしたことないじゃん!?
と侮るなかれ。当然ながら公共交通機関は麻痺します。車も走れるかどうか分かりません。
また、灰が降ってくることにより、目や肺に入り込んで健康被害を及ぼすことが予想されます。
なぜなら、灰には大量の鉱石やガラスが混ざっているからです。
灰が降っているような状況では、そもそも苦しくて外も歩けないかも知れません。
さらに、噴火がいつ収まるか、どれだけの期間続くかも分からず、火山灰が降り続くケースも想定しておく必要があります。
大規模な停電や、水道管の停止も頭に入れて、対策を練っておく必要があるでしょう。
コンビニに水を買いに行けばいい??物流が寸断され、東京にものが運び込まれなくなるなか、都内のスーパーやコンビニの商品もあっという間に底をつくでしょう。
(写真ACより引用)
南海トラフ巨大地震・首都直下型地震・富士山噴火時に役に立つ防災グッズのまとめ
ということで、緊急時には普段から備えておくことが大事です!痒いところに手が届く・・・( ´艸`)
当ブログでは緊急時の持ち出し用の防災グッズをまとめてみたいと思います。
緊急避難時の基本グッズ!緊急持ち出し用のバックパック
複数メーカーの比較可能な決定版!防災用・緊急持ち出し用リュックのまとめです。
たくさんあって良く分からん!という人のために、ページの下の方におすすめの2パターンをお示ししています(おすすめセット)。手っ取り早く知りたい方は、そちらをご覧ください!
では、いくつかのメーカーの比較していきましょう♪
Defend Future社のものは、ダイナモラジオライトが優れていると思います。手回し充電可能なラジオになる懐中電灯。あと比較的非常食が凝っている。高カロリーのようかんがいいと思うし、温めなくてもおいしいカレーなど入ってます。
岸田産業のものはキャリーがついているのが便利。
HITのものにも手回し充電可能なダイナモライトがついています。それにランタンが別途ついているのも特徴。
スモークシャット(防煙用)がついているのが他社にない着眼点。2人用で20000円は最もコスパ良いかも。
極厚エアーマットがついているのが他社にはない特徴ですが、非常食や保存水はついておらず別途購入が必要になります。ただスリッパもついていて、わりと独自視点で、避難後の生活に重点を置いた商品のように思えいます。非常食や保存水は別に購入したいという人にはお勧め。
上と同じく。
けっこうシンプルで必要最小限な印象、リュックにもたれかかれるというのが特徴のようです。
防犯防災ダイレクトの商品は、手回し充電・ソーラー充電可能な懐中電灯にもなるラジオが優れもの。ヒートパックがついているのがすごくいい。下は2人用。
ということで、おおむね中身は同じですが、各メーカー工夫をこらして大同小異あります。
総合的には防犯防災ダイレクトのやつと、Defend Future社のものがおすすめ二大巨頭です。水があれば凝った非常食はそこまで必要なく、むしろ発電ができたりすることが重要。温めるっことができるヒートパックがついている防犯防災ダイレクトが一番よさそうです。ただ、いいものは値段が張る。
ヒートパックは別途購入も可能(このページの下の方で紹介)ですので、乾パンみたいなやつだけだと嫌だという方にはDefend Future社のものをお勧めいたします。Defend Futureの防災セットは「3日間生き抜く」というコンセプトです。
5年以上保存可能な商品も!いざというときのための保存食と保存水!
保存食
つづいて、非常時につかえる非常食のまとめです。これに関しては下記ページにケースごとに分かりやすくまとめてますので、ぜひご参考ください!
-
【最強の保存食リスト】南海トラフ地震に備えて、最強の保存食とは何かということを真面目に考察してみる
みなさん!南海トラフ大地震は、2030年~2040年ごろにかなりの高確率で起こる ...
続きを見る
この中から一つおすすめするとすれば、ギフトとしても使えるこれが優れものと思います。
基本的には5年保存ものです。自分で備えていない人も多いはずなので、贈り物としても喜ばれるのではと思います。
保存水
保存水です。15年保存可能(!)というものから、12年保存可能、10年保存可能、7年保存可能、5年保存可能と順に並べています。
火山灰対策用
富士山の噴火を想定した場合、ガラスや鉱石混じりの火山灰が降り注ぎ、外を歩くと積もった火山灰がまたかき上げられて宙を舞うという状況が予想されます。
つまり、吸い込むと肺を傷つけるし、目に入ると角膜を傷つけます。
従って、富士山噴火時には、防塵マスクと保護ゴーグルが必須となります。
プロ仕様から使い捨てまで、順に見ていきましょう!
ゴーグル
その他意外と盲点にもなる防災用グッズ
防災靴
火山灰が降り注ぐと、瓦礫があるのかないのか分からず、足元の安全を保つことが非常に重要になります。そこで、防災靴・防災スリッパが重要になります。
防災用笛
万一救助を求めないといけない状況になった場合、大声を出して助けを求めるのには限度があります。そんなときに役に立つのが笛です。一家に一個はあった方が良いでしょう。
非常用懐中電灯・ランタン
非常用懐中電灯・ランタンについては言うに及びませんが、基本的には緊急持ち出し用リュックには装備されていることが多いと思います。
少し変わり種の便利グッズがこれ(↓)です。
-
防災にもアウトドアにも役立つ超優秀な懐中電灯!ランタンにもバッテリーにもなる優れもの
みなさん、南海トラフ巨大地震も迫りつつあると言われるなか、防災対策はバッチリでし ...
続きを見る
発電機(非常電源・蓄電池)
そしていよいよ避難生活長期戦の準備!発電機があれば百人力です。これは南海トラフ地震以外にも役立つことがあるかも知れませんね!
おすすめセット
たくさん紹介してきたので、わけ分からんという人も多いでしょう。
安心してください、厳選セットを2パターン提案させていただきます。
必要最小限だけで良いセット①と、自分である程度カスタマイズしたいセット②です。
セット①
必要最小限でいきたいなら、防犯防災ダイレクトの避難用リュック(1人用 or 2人用)がおすすめです。
持ち出し用リュックに、備蓄用物資も別途揃えたいならDefend Future社の持ち出し用リュック+下記グッズ類。
セット②
これらのリュックに、下記物資を入る範囲で入れておく。
備蓄用の乾物非常食
防災用笛
ヒートパック
まとめ
本日は「南海トラフ地震が起きると富士山は噴火するのか」というテーマで記事をまとめました。
ポイントは以下の通りです。
・南海トラフ巨大地震で東京沿岸に津波はやってくる(最大2.4m程度)。
・ただし、首都直下型地震のほうが被害規模が大きいことが見込まれている。
・南海トラフ地震がトリガーとなり、富士山が噴火する可能性はある。
・富士山が噴火すると首都圏に2~10mほどの火山灰が降り積もる。
そして、いざという日のための防災グッズについてもまとめました。
来るべき日のために、ぜひ当ページをリンクしておいて、必要な時にお役立てくださいね!