アフターコロナに備え、大阪観光の復活を目指す、大阪「暁(あかつき)」プロジェクトというのが進行中のようです。
大阪・暁プロジェクトはとても良い考えだが、インバウンドに依存しない別の産業の柱も育てて欲しい
大阪「暁」プロジェクトとは?
こんな報道がありました。
低迷する観光事業の復活のため、コロナ克服を夜明けに見立て、「そのときに備える」取り組みが進行中のようです。
大阪市が主導で、新しいレジャーの楽しみ方を示すため、感染対策と両立させながら観光振興をはかるという取り組みです。
例としては、以下のようなものが挙げられています。
・大阪城など「参城キャンペーン」
・疫病退散に使う「赤絵」を活用した集客
・野外での音楽イベント
・大阪の食文化を体験する「あじわい大阪」
コロナで大変な時期にありながら、医療業界から見れば不謹慎といえるかも知れませんが、夜明けはいつか来るため、抜け目なく「そのときに備える」という姿勢自体はとても良いことだと思います。
これはこれで、万全を期しながらじっくりと時が来るのを待って欲しい(時期尚早にならぬよう!)
一方で、インバウンド依存の危険性も学んで欲しい:新産業の振興を!
ただ、いつまでもインバウンド、インバウンドでは駄目だと思います。観光は水ものということは、今回のコロナ騒動で十分に分かったはず。そもそも観光自体は「成長産業」ではありません。
インバウンドはあくまで「ボーナスステージ」と捉え、ボーナスに頼らなくても生きていけるしっかりとした足腰を鍛えて欲しい。
政治・行政はコロナ対応で手いっぱいだとは思いますが、「夜明けの先」の真の成長も見据えた政策についても、ぜひ考えてもらいたいです。
国際金融センター誘致は一つの有力な案だと思います。
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あとは、世界的にサプライチェーンの再編が進む中、大阪に工場を持ってくることはできないのだろうか?
北摂市民としては、工場の移転先として、南海トラフ地震とそれに続く津波にも強い「彩都」がおすすめです。
泣かず飛ばずのイメージの強い「彩都」ですが、災害に強いということを考慮すれば「彩都」は大阪の宝ですよ、吉村さん!笑
南海トラフ地震対策の一環として、本当に、「彩都」の開発に官民一体で力を入れて欲しい。
まとめ
大阪の発展を願いながら細々と北摂地区の魅力を発信している当ブログとしても、「アフターコロナの戦略」は非常に気になるところです。
大阪「暁」計画はとても良いと思いますが、一方でいつまでもインバウンド頼みではいかんと思います。
今後訪れるであろう南海トラフ地震の対策も考慮しながら、大胆な政策誘導を行ってもらいたいと切に願います。
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