この記事は以下の方におすすめです
- 奈良県天川村の定番おみやげについて知りたい方
- 緑茶の渋みや、コーヒーの苦みをしっかりと出したいミネラルウォーターをお探しの方
- 日本古来の伝統的なコスメをお探しの方
奈良県天川村のおみやげの定番:ごろごろ水とごろごろサイダーの味と感想!
「ごろごろ水」は奈良県天川村の名水・おみやげにもなっているミネラルウォーターです。日本の山岳信仰の開祖ともいえる役行者(えんのぎょうじゃ)が、大峰山から下山のときに飲まれたという水がルーツになっています。洞窟の奥から小石が転がるような音を反響させながら流れ出る清水だったっことから、「ごろごろ水」と名付けられました。
ごろごろ水と、それを使ったごろごろサイダーの味と感想を、順にいってみましょう♪
洞川温泉街の風景
硬めのミネラルウォーター好きにおすすめ:環境省認定の名水!ごろごろ水の味と感想
「奈良のミネラルウォーター」であるごろごろ水の特徴は大きく2点、「硬度たかめ」「弱アルカリ」です。
これは通常の天然水に含まれるミネラルだけでなく、石灰岩が豊富な土地から流れ出ることからカルシウムが豊富で、結果としてpH8.2の弱アルカリ性の硬水となっています。ごろごろ水の硬度は89.5mg/Lです。(カルシウム濃度33.8mg/L)
ちょっと硬めで独特のまろやかさを持つその飲み口は、そういった理由によるものなんですね~
ちなみに、体内の水分は基本的に弱アルカリ性であることから、弱アルカリ性の水の吸収が良いといわれます。
また、硬度の高い水は多くのミネラルを含有することから、軟水に比べて疲労回復効果があり、運動直後に飲むのが良いともされます。
行者の修験場でもある天川村・洞川温泉から湧き出るごろごろ水は、まさに山で修業をする行者にピッタリというわけですね~
我々も、登山やハイキング、運動のあとにちょうど良いかもしれません!
環境省認定名水百選です。
ちなみに、お米を炊くのには硬水は適しません。硬水でお米を炊くと、ふっくらと仕上がりにくいです。おすすめはやはり、スポーツ後になるかと思います。あと、硬度が高めのほうがしっかりした味になるという点から、お茶の渋みを出すのにもよいかと思われます。コーヒーの苦味も引き出しやすいです。まさに、お茶に合う水、コーヒーに合う水、です。
お米を炊くのに最適なのは、ごろごろ水と対極に位置する超軟水・大阪府能勢町の「伝説の仕込み水」ですので、こちらもぜひご参照ください。
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能勢(のせ)の水・伝説の仕込み水は超軟水:大阪人におすすめしたい水の宅配
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伝説の仕込み水の硬度は16mg/L、南アルプスの天然水は30mg/L、六甲のおいしい水は32mg/L、日田天領水は32mg/L、クリスタルガイザーが40mg/L、ボルヴィックが60mg/L。ごろごろ水の硬度85mg/Lは、日本で手に入るミネラルウォーターの中では圧倒的ですね!(ただし、分類としては100mg/L以下は「軟水」に含まれます)
ごろごろサイダー
さて、一般的にミネラル分が多い「硬水」は、主張のあるはっきりとした飲みごたえのある味になり、ミネラル分が少ない「軟水」は甘味のあるあっさりとした味わいになるとされます。
ごろごろ水という「硬度高めのごろごろ水」で作られたサイダーは、いったいどんな味になるのでしょう?
これがごろごろサイダーです。
そのお味の方は・・・サイダーにしては、水の力が勝っている感じで、甘味よりもしっかりしたのどごしの方が目立ちます。「サイダー」というより、「サイダー風ウォーター」って感じかなぁ?しっかりした飲みごたえのある感じのサイダーですね。
想像と違う味ではないと思いますが、量販品のサイダーやキリンレモンとは明らかに違う飲み口で、おみやげには面白い商品なのではないかと思います。また、炭酸もそれほと強くはありませんので、それこそ登山とかハイキング帰りの渇きと疲れを癒すのにちょうど良いと思います。逆に、食前酒(酒ではないけど・・・)的な感じとしては、やや硬すぎるかも知れません。そう、割とワイルドな感じです。
一方、能勢の軟水で作られた「桜川サイダー」についてはこちらをご覧ください。
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ごろごろサイダーは、記事作成時点(2022年10月)でネットでの取り扱いはありません。現地を訪れないと手に入らないレア商品です。天川村を訪れたときに、ぜひ購入してみてくださいね!
ごろごろ水美容液
さて、こんなミネラル豊富なごろごろ水を配合した化粧品というのもありました。奈良のおみやげ屋でたまにみかけるやつです。
販売もとはやまとコスメティック。
「やまとの恵みで、女性をかわいく、美しく」
がキャッチフレーズ。ああ~、こういうの、いい♪
大阪の発展を願いながら、北摂の魅力を細々と発信している当ブログですが、こういう地元愛をベースにした商品めちゃくちゃいいと思います。
日本の化粧品の歴史は、
やまと時代まで遡るといわれます。
その都として栄えた奈良にはいまもなお、
当時と変わらない肌にやさしい天然素材や
伝統技法が残っています。
それらは当時のやまとなでしこを磨き、
現代まで“かわいい”を育みつづけています。
やまとCOSMETICは、
やまと時代より奈良に受け継がれてきた
天然の恵みや古都の文化から生まれた
ナチュラルスキンケアシリーズ。
無香料、無着色、鉱物油・パラベンフリーの
素肌にうれしい基礎化粧品です。
(やまとコスメティックホームページより引用)
いいよ、いいよ~♪こういうの、めちゃくちゃいい!!北摂地域にも、こういうキャッチフレーズ商品、欲しいですね!
古都・奈良だけに、さらにポテンシャルを感じます!!
話がそれました(笑)
ごろごろ水化粧水は、ごろごろ水をベースに柿やレンコン、ゆずなどの天然保湿美容成分を配合した、まさに日本古来の知恵を生かした化粧水とのことです。
当ブログでは、岡山県のオリーブ園のオリーブを配合した化粧水を過去に取り上げたことがありますが(↓)、これに匹敵するポテンシャルを感じます。
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北摂の冬の乾燥肌に!オリーブ果汁配合の国産化粧水
当ブログでは、北摂地区(大阪北部)の魅力を本当に細々と発信しています。 本日は北 ...
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柿の葉配合、洗顔せっけんもございますので、日本古来の伝統的コスメをお探しの方も、ぜひご参考にしてくださいね!
まとめ
洞川温泉郷などを擁する奈良県天川村の名水「ごろごろ水」を紹介いたしました。
役行者とも所縁のある、歴史ある名水です。
硬度が高めの弱アルカリ性ミネラルウォーターで、しっかりしたのどごしがあることから、料理や炊飯に使うというよりは、スポーツ後などのミネラル補給に適した飲料水だと思います。また、緑茶を出すときに、しっかりとした渋みも出る傾向となります。
硬度高めのゴロゴロ水のおすすめの使い方
- スポーツ後のミネラル補給に
- 渋みとコクのしっかりした緑茶を出したいときに
- 苦味とコクのしっかりしたコーヒーを出したいときに
正直「おいしそうな名前」ではないのですが、実際は美味しくのめるしっかりした味です。
商品としてはネーミングで損しているように思いますが、伝統に敬意を払いましょう、少なくともここではしっかり「おいしいですよ~!!」と宣伝させていただきます。
ごろごろ水をつかったサイダーと化粧品も紹介させていただきました。
天川村のおみやげとしてもお勧めですし、ごろごろ水は災害用保存水(消費期限目安は1年)として、化粧品は普段使いにもおすすめです♪
ご参考いただければ幸いです。
こちら(↓)は、蛇口付きです。これ、オフィスにどう!?
価格:5,811円 |
もういちど言います(笑)、ごろごろ水、普通に美味しいですよ~!!!