本ブログでは大阪の街の移り変わりを記録するとともに、北摂地域の魅力を細々と発信しています。
本日は北摂の日帰りハイキングシリーズ、「妙見山(みょうけんさん)」です。
妙見山ハイキング!新滝道コース→山頂→大堂越コースで2時間半ほど!
大堂越コースのピストンについては以前、まとめたことがあります。
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能勢妙見山ハイキング:大堂越コース
当ブログでは、大阪の発展を願いながら、細々と北摂地区の魅力を発信しております。 ...
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本日は、新滝道コースから登って、大堂越コースで降りてくるパターンをご紹介いたします。
なお、妙見山のハイキングコースの全体図はこちらのページ(のせでん)をごらんください。
登り:新滝道コース
出発は妙見の森ケーブル黒川駅です。
駅の左手に行くと「大堂越コース」ですが、今回は駅の右手にいきます。
しばらく舗装された道が続きます。
旧参道とのことで、こういった鳥居や、昔のお土産やさんと思われる廃屋が並ぶ、味のあるコースです。
夏場でもほとんど日陰ですので、まあまあ涼しい。
妙見の歴史を感じる廃屋。ケーブルやドライブウェイが整備されるまでは、ここがメインのアクセス路だったのでしょう。
鳥居も何カ所かあります。
ここで鳥居を超えて左奥へと進みます。
ガレ道となります。谷あいですので、まあまあ涼しいです。
再びコンクリートで固められた階段が出てきたら、ゴールは間近です。駐車場のきわに出ます。
山頂:妙見山本瀧寺
能勢妙見山、大鳥居。
神馬。北極星を守護する八つの星の象徴として、八頭います。
山上公園。
山頂付近・・・ここまで約60分。
「北極星信仰の聖地」と言われています。
これだけ聞くとなにやら怪しい新興宗教なのかと思いきや・・・その歴史は案外古いです。
その昔、妙見山がまだ為楽山と呼ばれていた頃、星の王様がこの山に降りてきたという言い伝えがあります。時は天平勝宝年中(750年頃)村人達は行基菩薩に請い、その山頂に北辰星をお祀りしたのが当地の北極星信仰の始まりと伝えられます。
北摂地域の歴史においてしばしば出てくる「行基」さん。奈良時代のはなしですが、どうやら「星の王様がこの山に降りてきた」という言い伝えはそれよりもさらに昔のよう。山岳信仰に見られる日本古来の神道の、別の形式でしょうか?
天孫降臨の伝承は日本全国にありますが、「星の王様」降臨というのはかなり珍しく、興味深い伝承です。
もっと世界的にアピールしていきましょう、能勢町!!
その後、源氏の流れをくむ能勢氏が周辺地域を開拓し、日蓮宗が取り入れられていきます。
山門。
山門が県境になっています。
日蓮大聖人銅像。
境内ご神木。
絵馬堂。
境内からの展望。川西~伊丹~西宮方面の眺望です。左側から中央に向かって伸びている山は池田の五月山。
五月山の奥には大阪南港のコスモタワー。
西宮~神戸方面。右手最奥には淡路島も見えています。
下り:大堂越コース
駐車場まで戻ってきて、左手から下山します。途中、リフト乗り場がありますが、リフトは使わず大堂越コースで下山です。
リフト乗り場を通り過ぎて下っていくと、ここで大堂越コースに分岐。その後はひたすら下りです。
標識があるのであまり間違えないかと思いますが、この林間の四つ筋で左へ曲がります。
とちゅうクヌギ林があります。
そして、黒川駅の左側から出てきます。
このコースで、約2時間半です。
大阪からちょうどいい距離の、半日ハイキングコースと思いますので、ぜひ訪れてみてくださいね!
黒川駅の駐車場はあまり台数が止められませんので、利用はぜひ能勢電鉄を!
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