闇の中から光輝いて見える鳥居。
さて、ここはどこでしょう。
阪急今津線沿いの、宝塚神社です。
宝塚神社(兵庫県宝塚市)
旧社格は村社で、創建時期は不明です。
隣接する平林寺が聖徳太子によって作られていることから、同時期と推定されています。
主祭神は、大山咋神(おおやまくいのかみ、おほやまくひのかみ)。山の神です。特定の人物を奉ったものではなく、かつての自然崇拝の流れをくむ神社なんでしょう。まさに、万物に神が宿る、八百万の神を体現したような神社で、古代日本へのロマンを感じさせてくれる神社です。
配祀神には菅原道真とスサノオがいますが、その他カグツチ(火の神)、道祖神(路傍の神)となっている点もこの神社の起源への妄想を膨らませる上でとても興味深いです。
むしろ、もともと何らかの地元信仰のあった土地に、聖徳太子が隣接したお寺を作ったというのかも知れませんね。
明神鳥居:境内にも複数あり
「宝塚神社」の石柱。
当ブログではおなじみの明神鳥居。右側の鳥居の奥から写真を撮影すると、1枚目の写真のようになりました。
社殿と境内
境内はさほど広くありませんが、山の上にあってとても明るいです。
低山ですが、大阪方面の展望も開けます。ちょうど東に眺望が開けるので、初日の出の名所となっています。
当ブログでは、あまりメジャーすぎない神社にフォーカスをあてて取り上げることが多いですが、ここもその知名度に比してかなりのパワースポット感があります。
スサノオ、菅原道真、カグツチを祭る神社は多いですが、「山の神」や「道祖神」を祭る神社は少なく、この神社の特別なルーツを思わせ、パワースポット感を増やしますw
御利益
大山祇の神:金運、商売繁盛、安産
スサノオ:厄除け、縁結び
摂末社:
えびす社(商売繁盛)、天満神社(学業)、大神社(五穀豊穣)、愛宕社(火)、塞神社(交通安全・子授け)、八幡社(厄除け)、金毘羅社(交通安全)
宝塚神社へのアクセス
阪急逆瀬川駅から徒歩10分。専用の駐車場は一応ありますが、問い合わせとなっています。
公式HPはこちら