当ブログは2025年大阪万博へ向けて、大阪の発展につながるようなことはどんどんやるべし!というスタンスですが、梅田駅の大型モニター設置に関係して、あえて苦言を呈させていただこうと思います。
大阪メトロ梅田駅のLEDモニターは世界最大!
2019年末に、大阪メトロ御堂筋線梅田駅に世界最大のLEDモニターが設置されました。4m×40m、車両が丸々2台すっぽり入りますよ、と。
阪神百貨店側から入場したところです。
ギネス認定でめでたしめでたし!としたいところなのですが・・・
なんだか、いつ行っても広告垂れ流しで品がないように思います。この違和感、何だろうと思っていたので、ちょっと自分なりに分析してみました。
大阪メトロは民営化されたとはいえ公共交通機関である
言うても公共交通機関なんですよ。しかも、もともと税金で作られた市営地下鉄でした。それが
世界最大モニター設置イェーイ! → さっそく広告収入だze
というのは、いかにも品がない。。。
①安易な広告収入に走るなら、運賃を下げるべし
大阪メトロは公共交通機関です。誰もがここを通ります。しかも、運賃を払わないと入れない空間です。そこに広告が垂れ流されて、メトロの新たな収入源になっている・・・そんなことをするなら、もっとできることがあるでしょう!?
大阪メトロは初乗り運賃が高すぎる。橋下府政か市政か忘れましたが、かつて地下鉄値下げの議論もあったような気がするけど、いったいどうなったのやら。
もともと市営の交通機関が民営化されてフリーハンドで金儲けばかり・・・というのはやはり違和感を覚えます。金儲けに走るなら、他方で公共性を重視して、せめて初乗り区間は値下げしてみてはどうでしょうか?(広告収入分を運賃引き下げに利用します、といえば支持が増えるかも)
上も下も広告というのは、いかがなものか。
②ニュースなどの公共情報を流すべし
新幹線の扉の上の帯でも、企業宣伝も流れますが、ニュースも流れます。せっかく大型モニタができたのだから、ニュース、株式情報、天気などの公共性の高い情報を、サービスとして流してはどうでしょうか?広告とこういう情報を半々ぐらいにしたら、違和感は軽減すると思います。
というか、もともとの計画では、「梅田駅はインフォーメーション・センター」ではなかったのか?
完成は2020年予定なので、今年中には大型モニタ含め、ニュースなどの情報が流れるようになるのでしょうか。
③「駆け込み乗車はやめましょう」
この件については、旧ブログで記載いたしました。
ホームに降りるまで運行状況がわからないので、駆け込み乗車を助長する仕組みになってしまっているというように思います。いま、広告を表示しているモニターで列車運行情報を出せば、駆け込み乗車は減るのではないでしょうか。
詳しくは旧ブログ記事をご覧ください。
こういう「次の電車」の情報を載せるも良し、こういう感じで直近のダイヤを出すとかね。
8:00 なかもず行き
8:02 天王寺行き
8:04 なかもず行き
8:07 天王寺行き
次の電車の情報がわかれば、
階段降りる→列車が停車している→急いで乗らなきゃ!
という反射的行動は軽減すると思います。
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とはいえ、革新的なことはどんどんやって欲しい
以上、あえて大阪メトロに物申しました。
とはいえ、大阪の発展のために、革新的なことはどんどんやって欲しい。例えば、顔パス改札については以前特集いたしました。
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