「大阪のてっぺん」能勢(のせ)町には、大阪らしからぬ田舎の魅力がつまっています。しかし、単なる田舎風というだけではない、何かきっかけがあればたちまち全国区になりうるポテンシャルを秘めた場所や特産品があります。
真如寺もそんな隠れた魅力を持つ、「樹木と苔」が素敵なお寺です。
大阪府能勢町 関西身延真如寺
開基は1600年、能勢を語る上で欠かすことのできない能勢中興の祖 能勢頼次が日蓮宗に帰依したことから、能勢妙見山と同じく日蓮宗系の寺院となっています。
恐らく地元の人以外にはほとんど知られていない寺院ではないかと思いますが、大原三千院に匹敵するほど・・・とまでは言えませんが、とても苔の美しい、古びた中にも凛とした空気のある素敵なお寺でした。
明神鳥居と山門
能勢の地黄地区から細い坂道を登っていきます。車が一台ぎりぎり通れるくらいの広さ。
廃屋などもありちょっと不安になりながらも坂道を登っていくと、急に整備された綺麗な区画に出ます。そして、正面に明神鳥居が現れます。
古めかしく、ひっそりとした雰囲気の中にも緑が映え、綺麗に整備されています。
本堂と客殿
ここに至る道中の寂れ具合とは一線を画する立派な造りの本堂と客殿です。それがまた、隠れ里感があって良い・・・
最近はめっきり見なくなった緑の公衆電話、そしてその右手に奥へ続く階段があります。
森林の中、苔と石の一体化した姿が美しい奥の院への道
再び明神鳥居。苔の生え方が歳月の長さを物語っています。周りはとても静かです。
緑がきれい。
商売繁盛の神様。
子育ての神様。
苔・・・苔・・・苔 ( ´艸`)
背の高い樹木と調和しながら静かにたたずむ寺社です。石碑を包み込むかのように苔が生えています。
寺社のご利益だけでなく、山と森林の気(パワー)もどことなく感じる、静かなパワースポットです。
苔萌えの写真:「北摂最強の苔寺」と命名したい
ここからは美しき苔をどうぞ。
ええわ~(●´ω`●)ゞ
「能勢の苔寺」と名乗っても良いのでは?と思うほどの、歴史を感じる苔たちです。少なくとも、北摂地区では最強の苔寺でしょう。
関西身延 真如寺へのアクセス
能勢の野間の大けやきや地黄地区の近くです。自動車でご参拝ください。
途中までの道は車一台ギリギリ通れるくらいの細い道ですが、駐車場はこれくらいの広さがあります。
持経寺
真如寺の駐車場のすぐ下が、持経寺です。是非合わせてご参拝ください。
ここも綺麗に整備されています。
味のある山門ですね。
近くのみどころ
野間神社、野間の大けやき、地黄地区はすぐ近くです。
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また、少し北に行くと、日本酒「秋鹿」で有名な秋鹿酒造があります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
真如寺は能勢頼次によって開基されました。そういう意味では、「能勢」という地名の由来にも密接に関係しており、「能勢観光」の本流になっても良さそうです。
森林と苔の雰囲気がとても素敵なお寺ですので、もっともっと有名になるポテンシャルもあると思います。
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