今回は、雲雀ケ丘花屋敷の裏側に広がる釣鐘山~石切山の行者道についてまとめてみます。
北摂地区の日帰りハイキングコースですが、まとめられた情報は少ないのではないかと思います。
「浄域」とされておりますゆえ、厳かな気持ちで登りましょう。
浄域でもある釣鐘山感謝道と石切山
雲雀丘花屋敷の住宅街の中から、釣鐘山~石切山の稜線を経て、満願寺の裏側に出るハイキングコースです。途中、北雲雀きずきの丘へ下る迂回路があります。距離的にはそれほど長くはありません。
釣鐘山感謝道の入り口です。案内板も何もなく、住宅街に突如現れる秘境への入り口のようです。
ここへは、川西能勢口駅か、雲雀ケ丘花屋敷駅からひたすら歩いて行きましょう。
地図でいうとここです。
心が浄化される釣鐘山の感謝坂
中に入ると、釣鐘山慈光林感謝道という石碑があります。ここから釣鐘山に登っていきます。
永遠に続くかのような石の階段。ひたすら登っていきます。かなり急です。
石段の終わり付近には、このような石像がたくさんあります。ここが古くから神聖な地であったことが伺えます。なんというか・・・北摂の地の歴史の深さを思い知る凄い地です。
川西~池田方面の展望が開けます。
この山の説明書きがあります。ハイキングコースというよりは行者道ですね。箕面の瀧安寺も山伏の聖地ですが、特定の宗教によらない日本の自然信仰というか、山岳信仰の奥深さを感じるのも、北摂の山々の魅力です。
さらに少し階段が続きます。パワースポット感すごいですわ~
釣鐘山山頂。
つづいて石切山へ
まだまだ道は続きます。
釣鐘山山頂から少し尾根道になりますが、すぐにまたアップダウンの山道となります。
左へ行きます。案内板も何もなし。ここから急登。
きつい急登を終えると、石切山展望所に到着します。
登山口から約30分。
真正面に阪急池田駅。鉄道の線路がまっすぐ伸びているのがよく見えるアングルです。
新猪名川大橋(通称ビッグハープ)と千里中央のツインタワーという、北摂地区の魅力を細々と発信している当ブログとしてはヨダレものの構図w
さらに少し進むと石切山の山頂があります。
また分岐点。北面展望台方面へ抜けていけば、満願寺の裏側に出ます。今回は、少しだけ進んで、北雲雀きずきの森へ下ります。
北面展望台方面へ少し進んだ箇所にある休憩所。伊丹空港からあべのハルカス方面が良く見えます。さらに進むと宝塚大学のグラウンドなどをみながら万願寺の裏側へ出ますが、今回は戻って青い矢印の方へ下ります。
北雲雀きずきの森へ下りる
青い矢印の方へ行くと、若干狭く本当に登山道であっているのか不安になる箇所もありますが、北雲雀きずきの森のふれあいの森付近に降りてきます。
降りてきたところがこういうところです。右方向へ行くと、川西能勢口方面です。
石切山の北側には、このような北雲雀きずきの森という森林公園が広がっています。
北雲雀きずきの森のみはらし広場。石切山に登ったあとだとややスケールダウンした感じがする展望ですが、視界自体はけっこう開けています。
そして、川西能勢口方面へと戻ってゆきます。
アクセス
石切山のアクセスです。住宅街の中を抜けてゆきますので、基本的には川西能勢口か雲雀丘花屋敷駅からの徒歩でのアクセスになります。
半日ぐらいで十分回れるかと思います。
満願寺へ抜けても良し、少し足を延ばして多田神社方面へ行くも良しです。
まとめ
本日は雲雀丘花屋敷の北側に坐する神秘の山、釣鐘山と石切山をご紹介いたしました。
1300年もまえから行者が訪れた痕跡のある、神聖なお山です。
かなり強いパワースポット感も味わえる半日ハイキングに、如何でしょうか?