当ブログでは、大阪の発展を願いながら、主に北摂地域の魅力を細々と発信しています。
当ブログでかねてより待ち望んでいた、阪急の新大阪連絡新線の具体的目標が提言されました。
キタ――(゚∀゚)――!!
阪急十三駅と新大阪駅を結ぶ連絡線
阪急の最大のウィークポイントは、「新幹線との連絡が悪い」ということです。南方駅から徒歩15分ぐらいで新大阪駅に到達できるとはいえ、実際的な利便性は悪く、梅田か西中島南方で御堂筋線に乗り換えるのがこれまでの阪急沿線から新大阪への行き方でした。
それが、十三駅から直接アクセスできるようになります!!
この構想自体はかなり古くからあり、御堂筋線新大阪駅北側に将来的な阪急の高架を見通した構造物があるのも有名な話。
コロナ渦の影響で、2022年12月のダイヤ改正で全体的に減便され、10両編成車両も消滅し、箕面から梅田への直通列車もついに消滅させられ、阪急電車には苦情を言いたいことも山ほどありますが、新大阪連絡線については英断をしてくれたと思います!ようやく・・・ようやくではありますが。
これは純粋に楽しみ。
阪急新大阪駅と、十三の乗換口はどうなる??
さて、もともと阪急新大阪駅になるはずだった場所には、ホテルが立っていたりするため、阪急新大阪駅はどのように建設されるのでしょう?御堂筋線をまたぎ、新幹線ホームと並行するように駅舎を作ってくれると、新大阪駅の重厚感が増しますが、現実的には地下に建造されるのでしょうか?具体的な建設プランについては情報がなく、現時点ではわかりません。
仮に全線地下で建造された場合、十三の乗換も「地下駅」ということになりますね。
令和13年には新大阪~十三周辺が大きく変わることになりそうです。
そして、新大阪~十三の連絡線はそのままなにわ筋線の「大阪駅」に連結します。なにわ筋線はJRと南海が運用予定ですので、阪急とはレール幅が異なり狭軌となります。従って、現実的には、阪急マルーンの列車が新大阪~十三~大阪駅をピストン運行するのではなく、南海電車の乗り入れが想定されているのではないかと想像します。
阪急は北摂よりも世界に軸足を移すのか・・・
阪急は前身を「箕面有馬電気軌道」といい、箕面線こそ阪急電鉄のルーツといえる路線です。
2018年のダイヤ改正で箕面-梅田間の直通準急は廃止され、2022年のダイヤ改正で直通の普通列車も廃止となりました。
主に沿線の都市開発とともに発展してきた阪急電鉄ですが、新大阪~大阪~関空への乗り入れルートを確保することで、今後ますます脱北摂・海外インバウンドの取り込みの方にかじを切っていくのではと思います。箕面線軽視はその現れのように感じます。
時代の流れを考えれば、まあそれはそれで良いのですが、阪急電鉄の原点である、「阪急沿線住宅の付加価値を高める」ということは忘れないでいただきたいと願っています。