2024年3月23日、北大阪急行(御堂筋線)の箕面延伸事業に関連して、「箕面萱野駅」が開業いたしました。
桜の季節の箕面萱野駅の写真と、これから変わってしまうかもしれない萱野(かやの)ののどかな風景を、ここに記録しておきたいと思います。
2024年春:箕面萱野駅開業とのどかな萱野の風景を記録しておく
箕面萱野駅と桜
箕面萱野駅が建設された場所は、もともと新御堂筋の終点付近で、「カルフール」という大型スーパーがありました。カルフールは大昔に撤退し、今はキューズモールとなっています。
キューズモールの間をぬって千里川が流れており、その川沿いには桜がたくさんありました。
というわけで、新駅である箕面萱野駅と桜のコラボレーションをみていきましょう。
「KITAKYU 箕面萱野駅」
キューズモール南館まで含む全景。ちなみに、このため池、あとでまた登場します(笑)
桜がきれいです。
新御堂筋側にも桜があります。キューズモール直結です。
北側の改札が・・・狭い!!(笑)
萱野の桜の風景
萱野は、基幹道路である新御堂筋沿いではあるものの、阪急箕面駅からは遠くどちらかといえば「のどかな地域」でした。
これもいずれ変わってしまうかもしれませんが・・・今のところはまだのどかな風景をとどめています。
千里川沿いの桜。
移転が予定されている箕面市民病院のあしもとが、萱野地区です。
のどかな光景です。菜の花と桜のコラボレーション。
全体はこんな感じ・・・奥の山の方をみてみれば、箕面山の山桜が、山の斜面に彩りを与えています。
旧西国街道・萱野三平亭
さて、この萱野(かやの)という地名は、赤穂浪士の萱野三平(かやの)の名に由来しています。
旧西国街道が東西を貫いており、今でこそ田舎の萱野ですが、むかしは日本の幹線道路沿いに存在したといえます。
時を経て、大阪を南北に貫く御堂筋線と接することになるのは、感慨ぶかい感じがします。
これが旧西国街道です。江戸時代までは交通の要衝であったと言えるでしょう。
味わいのある街並みが残っています。
そして、萱野三平亭があります。庭園内の桜も満開です。
立派な桜が咲いています。
青空と空の感じが、桜のある庭園とうまく合っているように思います。
最後に、旧萱野村の古地図をみておきましょう。
今昔マップ on the web(http://ktgis.net/kjmapw/index.html)より地図を引用しています。
明治時代の地図です。川の流れと阪急箕面線は昔のままなので、それを目印に見比べてみてください。
古地図でみると、萱野村の中心街は、箕面萱野駅のやや北西部になりますね。
萱野は宿場町ではないので、西国街道沿いはもともとのどかであったことがうかがい知れます。
さらに・・・
箕面萱野駅に隣接した池・・・なんと、明治時代から存在していることが分かります!!
面白くないですか??
(明治時代からの姿を残すため池)
明治から、1970年の大阪万博を経て千里が開発され、2025年の大阪万博へ向けて箕面萱野駅が開業しました。古地図をみながら箕面の歩みを想像してみるのも、面白いものです。
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まとめ
箕面萱野駅の開業のタイミングでの、桜の風景を記録した2024年春の記事です。
のちのち振り返ると、萱野にもこんな時代があったんだな~という貴重な資料になるかも知れません。
不定期更新ですが、当ブログではそういった大阪の街の移り変わりを記録していますので、少しでも興味を持っていただけた場合はブックマークいただければ幸いです。
過去記事を参照いただければ、大阪loverには貴重な写真もあるかもしれません(笑)
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